他資格との難易度比較

試験制度が改定された2006年以降の通関士試験の平均合格率は10.4%となっています。17.8%となった2008年を異常値として除くと、10%を切ります。
合格率10%というと、100人受験したとして、たった10人しか合格できない計算になりますから、通関士試験が非常に難易度の高い試験であることは間違いありません。

とは言っても、選抜を目的にした資格試験なわけですから、多少難しいのは当たり前という意見もあるかもしれません。そこで、他の資格の合格率と比較することで、通関士試験が“どれくらい”難しいのか、言うなれば、難易度のレベルを明らかにしたいと思います。

貿易関係の資格にもいろいろあるのですが、通関士と並んで知名度・人気ともに高いのが「貿易実務検定」です。本ページでは、比較の対象として、この貿易実務検定を取り上げることにします。

そもそも貿易実務検定とはどういう資格かというと、日本貿易実務検定協会が実施している民間資格で、開始年も1998年ですから、それほど歴史のある資格というわけではありません。ちなみに通関士はれっきとした国家資格で、開始年も1967年ですから、たいへん歴史のある資格となっています。

“新参者”であるにも関わらず、なぜ貿易実務検定も通関士試験と並んで人気なのかというと、通関士試験が貿易関連法規や通関手続きを中心に学習するのに対して、貿易実務検定ではマーケティング、商談、契約、代金決済、信用状、クレームなど幅広く学習するため、貿易に関する総合的な知識やスキルを身につけることができるからです。

そして、貿易実務検定のもうひとつ大きな特徴として、級設定があります。具体的には、要求される知識レベルに応じて、「C級」「B級」「準A級」「A級」の4つの級が用意されています。

<通関士試験と貿易実務検定の合格率>
通関士 A級 準A級 B級 C級
8.5% 7.7% 32.4% 39.8% 52.8%

通関士試験と貿易実務検定A級の合格率はほぼ同じくらいであること、そして準A級以下とは大きな開きがあることがおわかりいただけるかと思います。

さきほど「貿易関係の資格にもいろいろある」と述べましたが、通関士資格というのは、貿易実務検定A級と並んで、最難関レベルの資格だと言われています。

>>通関士に合格するために必要なことが分かる無料教材がもらえます