科目別の難易度3~通関手続の実務等

通関士試験の試験科目は、①通関業法、②関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法、③通関書類の作成要領その他通関手続の実務の全3科目からなるわけですが、本ページでは、そのうち「通関手続の実務等」科目の難易度と攻略法について検証してみたいと思います。

通関手続の実務等はどんな科目?

まず、「通関手続の実務等」科目は、「通関書類の作成要領」と「通関手続の実務」の、大きく2つの内容からなります。

理論と実践の両方の力が求められる通関士試験において、通関手続の実務等」科目は、実践の方に重きが置かれた科目だと、言うことができます。

通関士試験の難易度というのは、法律の学習経験の多寡や、通関業務の従事経験の有無によっても大きく変わってくるわけですが、とりわけ「通関手続の実務等」科目においては実務能力が問われるぶん、通関業務の従事経験の有無が如実に影響を及ぼします。

しかも最近では、この科目の難化傾向が顕著に見られるため、実務未経験者にとってはいささか苦しい状況にあります。

通関手続の実務等の難易度は?

次に、試験時間や出題形式などの観点から、「通関手続の実務等」科目の難易度について検証してみたいと思います。

試験科目 試験時間 選択式 択一式 計算式 選択式・計算式
③作成要領(上段)/
手続実務(下段) 
90分 15点
(2問)
5点
(5問)
5点
(5問)
5点
(5問)

出題形式に注目!

ここで注目すべきは、やはり出題形式です。

他2科目に関しては「選択式」と「択一式」のみですが、「通関手続の実務等」科目ではそれに加えて、「計算式」「選択式・計算式」の問題も出題されます。

「計算式」というのは、計算問題を解いて導き出した答えを、選択肢のなかから選ぶタイプの問題。一方、「選択式・計算式」というのは、やはり計算問題なのですが、与えられた資料をもとにして計算を行い、申告書のなかの空欄を埋めていくタイプの問題です。

この「選択式・計算式」問題は、通関士試験の全科目・全学習内容のなかでもっとも高度かつ難易度が高いとも言われています。

試験攻略のカギ

ですので、「通関手続の実務等」科目の攻略のカギは、何と言っても、「選択式・計算式」問題対策に尽きます。その他の問題に関しては、過去問を中心とした学習で足りますが、「選択式・計算式」問題に関しては別途、専用の問題集を用意して、演習回数を増やすことをおすすめします。

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