科目別の難易度1

通関士試験の試験科目は、①通関業法、②関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法、③通関書類の作成要領その他通関手続の実務の全3科目からなるわけですが、本ページでは、そのうち「通関業法」科目の難易度と攻略法について検証してみたいと思います。

理論と実践の両方の力が求められる通関士試験において、「通関業法」科目というのは、理論の方に重きが置かれた科目だと、まずは言って良いと思います。

そもそも、通関業法というのはどういう法律かと言うと、通関手続きの適切かつ迅速な実施を目的に、通関業者ならびに通関士の業務、そして義務や権利などを定めた法律となっています。言ってみれば、通関士における基本法ですので、その内容も個別具体的というよりは、総論的な傾向にあります。

そのため、通関士試験の全3科目のなかで、難易度はもっとも低いとも言われています。というよりも、内容が総論的であるため学習がしやすい、と言った方がより正確かもしれません。

次に、試験時間や出題形式などの観点から、「通関業法」科目の難易度について検証してみたいと思います。

試験科目 試験時間 選択式 択一式 計算式 選択式・計算式
①通関業法 50分 30点(10問) 10点(10問) - -

ここでまず注目すべきは「試験時間」です。
他の2科目と比べて、「通関業法」科目の試験時間は約半分しかありません。しかし、だからと言って、問題数が少ないわけでもありません。
学習内容自体はそれほど複雑ではない「通関業法」科目ではありますが、短い時間のなかで多くの問題をこなさなければならないため、一般的に言われているほどに、難易度の低い科目では決してないのです。

そんな「通関業法」科目の攻略のカギは、反復したアウトプット学習にあります。
法律科目というと、どうしてもインプット学習(暗記)を重視してしまいがちなのですが、スピーディーな解答が求められるこの科目においては、むしろ瞬発力が求められます。
解答の瞬発力を養ううえでは、繰り返し問題を解いて体で覚えることがいちばんのトレーニングになります。

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