通関士試験の勉強法には、①独学、②通学、③通信、④専門学校の、全部で4つの方法があります。そのうち、本ページでは「①独学」の特徴について解説したいと思います。
独学の学習期間
・知識の有無や、1日に費やすことのできる勉強時間の多寡によってさまざま。
一般的には、効率的なカリキュラムが組まれた通学・通信講座を受講するのに比べて、より長い学習期間が必要だと言われています。
独学の費用
・テキストや問題集を購入する費用のみ。
全部で4つある通関士試験の勉強法のなかで、費用をもっとも安く抑えることができます。ただし、1回の試験で合格できない場合や、学習期間が複数年にまたがる場合には、その都度、最新版の教材を買い揃える必要があるので、結果的にかえって高くつくこともあります。
独学の特徴
- 自分のペース(好きな時間・場所)で学習することができる。
- 自分に合った教材を自由に選ぶことができる。
- 費用を安く抑えることができる。
独学の最大の特徴は、学習スケジュールも使用する教材も、自分で好きなように決めることができる点にあります。
独学が向いている人
- 通関士試験の受験経験者
- 通関業務の実務従事者
通関士試験は、独学での合格は絶対に不可能というわけではありませんが、個人的にはあまりおすすめできません。
独学のデメリット
理由は2つあって、1つは「学ぶべき事柄が多いため」、もう1つは「学ぶべき事柄が専門的であるため」です。とりわけ初学者の場合には、試験本番までに学習範囲が終わらない、あるいは頻出する専門用語に音をあげて受験勉強自体を諦めてしまうといった事態さえ想定されます。
逆に言うと、通関士試験の受験経験者と、通関業務の実務従事者は上記2点がハンディキャップにはならないので、独学でも合格を目指すことが可能です。